■ お客様に聞く - 四季の宿「花渕荘」代表取締役 小野寺 誠一様

宮城県鳴子温泉郷にある温泉旅館「花渕荘」。代表取締役の小野寺 誠一さん(43歳)に、ハンズバリューの利用効果について詳しく伺いました。

目次
  1. 「花渕荘」について
  2. 新宿泊プランとホームページリニューアル効果
  3. 震災、温泉の切り替えで厳しい状況に
  4. 「新しい宿泊プラン?自分たちにできるのか…」
  5. ホームページのリニューアルについて
  6. ハンズバリューへの評価
  7. 今後の目標とつなぐホームページを利用される方へのアドバイス

「花渕荘」について

ー 花渕荘のご紹介からお願いします。

花渕荘は、宮城県鳴子温泉郷の中山平温泉にある創業約40年の温泉旅館です。主に、観光、湯治、ビジネス目的のお客様にご利用いただいています。特徴は、庭園露天風呂などのお風呂と山里料理。お風呂は、男女別の「庭園露天風呂・岩風呂・大浴場」6据えに、貸切露天風呂を合わせた合計7据え、客室は、客室としても利用する宴会場4室を含めて全14室になります。館主のわたし、女将を務める家内、若女将の娘の3人で運営しています。

花渕荘

新宿泊プランとホームページリニューアル効果

ー ハンズバリューの、どういうサービスを利用されましたか。

宿泊プランの立案とホームページのリニューアルです。ホームページの文章作成・写真撮影代行サービスもお願いしました。

ー 現在、売り上げや集客などはいかがですか。

当館では、主に宿泊予約サイトの「楽天トラベル」で集客しています。2017年10月にホームページをリニューアルし、新しい宿泊プランに力を入れ始めてからまだ2カ月ですが、前年度に比べ、楽天トラベル経由の売り上げは3割アップしました。また、「(花渕荘の)ホームページを見た」とおっしゃって、当館に直接電話で予約される新規のお客様が、かなり増えましたね。直接予約は、宿泊予約サイト経由と違って、手数料が発生しないのでありがたいです。以前のホームページでは、直接予約はほとんどありませんでした。楽天トラベルや自館ホームページなどによるネット集客で、客数は2割~3割ぐらい増えた感じです。

現在、当館は、平日はリピーターの方々、週末はネットで集めた新規のお客様中心にご利用いただいている状態です。

「うちはネットが弱い」と思ってきましたが、リニューアル以降、予想以上にネット集客が伸びてきました。当初のネットで客数、売り上げを増やす目標は達成できました。

震災、温泉の切り替えで厳しい状況に

ー ハンズバリューを利用するまでの経緯をお聞かせください。

花渕荘では、ネット集客を始めるまでは、主に、足でお客様を集めていました。

企業様などをお訪ねしては、忘年会などにご利用いただくようお願いして回ったものです。こういう方法でしたから、当時のお客様は石巻や気仙沼の方々が中心でした。

もっと効率的に遠方からもお客様を集めようと、90年代の終わり近くに、私の手づくりの自館ホームページを立ち上げ、楽天トラベルなどの宿泊予約サイトの利用も始めました。それで、宿泊予約サイトから新規のお客様を呼び込めるようになりましたが、期待していたほどではなかったですね。

もう一つ、悩みの種だったのが部屋の在庫管理。在庫管理は、自館ホームページと各宿泊予約サイトで別々に行っていたため、特にハイシーズンは手間がかかって大変だったんです。繁忙期には、リピーターの方々の電話予約も多かったので、毎日、数時間おきに、自館ホームページと各宿泊予約サイトの予約状況、電話で入った予約を見比べながら管理をしていました。

そうこうするうちに、2011年に東日本大震災が起きました。

震災後1~2年ぐらいの間、当館は、被害の様子を見に来る方たちで満室になり、常連のお客様をお断りせざるを得ないぐらいでした。これが原因で、常連の皆様が離れてしまったのかもしれません。震災の余波が薄れ、震災関連のお客様が少なくなるにつれ、客足全体もだんだんと細り、落ちるところまで落ちてしまったのです。この逆境を招いたもう一つの原因が、温泉の切り替え。当館の最大のウリだった中山平温泉名物の硫黄泉「うなぎ湯」を、単純泉に切り替えた頃から客足が落ちていったように思います。単純泉は、赤ちゃんでも入れるやさしい泉質で、美肌効果をはじめ効能豊かな湯なのですが、人気の点では「うなぎ湯」が勝る結果となりました。

こういう状況の中、銀行を介して島田さん(ハンズバリュー代表)に出会いました。2017年の初めのことです。

島田さんは、ネット集客などについて、詳しく教えてくださいました。

「部屋の在庫を一元管理するソフトを入れれば、管理がラクですよ」

「宿泊プランなどは、内容を具体的に書かないと見込み客に魅力が伝わりません」

分かりやすいアドバイスに加え、島田さんが山形からいらしてることにも信頼感や親近感がわきました。実は、私、山形出身なんですよ。そうしたこともあって、島田さんに、当館のテコ入れのためにホームページのリニューアルなどをお願いすることにしました。

小野寺さん手づくりのホームページ

「新しい宿泊プラン?自分たちにできるのか…」

ー ハンズバリューの宿泊プラン立案サービスも利用されたとのことでした。どんな宿泊プランが提案されましたか。

仙台名物の牛タンの陶板焼き、宮城のブランド豚のしゃぶしゃぶや地酒の飲み比べなど、宮城ならではの料理やお酒を目玉にしたプランを考えていただきました。

先ほどお話ししましたように、当館は、最大のウリだった「うなぎ湯」を単純泉に切り替えたため、別のウリが必要になっていました。そこで、島田さんは「温泉(単純泉)と料理」の二本立てで当館を売ろうと考え、料理メインのプランを出してくださったようです。当館の料理は、調理学校を出たうちの若女将が力を入れてきたためか、楽天トラベルなどの宿泊予約サイトでも高い評価をいただいてきました。島田さんは、この点に注目されたのだと思います。

ー そうした、ご当地グルメをウリにした宿泊プランについて、どう思われましたか。

「自分たちにもできる宿泊プランが、こんなにあったんだ」と思いました。

最初、島田さんに「集客のために、宿泊プランの種類はもっとあった方がいい。宿泊プランを増やしましょう」と言われた時は、困惑したんです。私どもは、家族三人で経営する小さな温泉旅館。そんな私たちに、これまでのプラン以外に新たに提供できるプランなんてあるのか、全く見当がつかなかったからです。でも、ご当地名物やブランド食材を陶板焼きやしゃぶしゃぶでお出しするプランなら、お客様にとっては魅力的だし、調理の手間もかからない。こういうプランなら、自分たちでもできます。

それに、プランのネーミングも良かった。

例えば、「【地元の旬の野菜や山菜を使った山里料理】仙台名物の厚切り『牛タン陶板焼き』プラン」、「宮城県丸呑み!品評会で金賞の地酒5種飲み比べプラン」など、宿泊プラン名に、具体的な食材名や特徴を盛り込んでいただいたので、お客様から見てプランの魅力が分かりやすい。以前、島田さんが「具体的に書かないと魅力が伝わらない」とおっしゃっていたことが、よく分かりました。「なるほど、ちゃんと書けば伝わるもんだ」と納得しました。

「何が楽しめるプランか」、宿泊プラン名で伝えて客の関心引く

ー 実際に、提案された宿泊プランを扱ってみていかがですか。

現在は、以前から提供していた宿泊プラン2本に、提案していただいたた新プラン3本を加えた合計5本のプランを扱っておりますが、いずれも無理なく提供できていますし、いい結果に結び付いています。

実は、今、扱っているプラン以外にも、島田さんに考えていただいたビジネスマン向けやファミリー向けプランなどがあるんです。これからは、それらも提供していく考えです。

ー 花渕荘では、新プラン導入に合わせ「素泊まりプラン」を中止されたため、最もお手頃なプランの料金が従来より高くなりました。リピーターの反応はいかがですか。

特にクレームなどなく、ご利用いただいています。

新プランは、ご当地グルメが目玉の魅力的な内容だし、中には、従来プランよりやや高めの料金のものも含まれています。このような充実した新プランに並べると、「素泊まりプラン」が浮いている感じがしたので提供をやめました。そもそも安売りはしたくないですし、食事込みのほうが、効率的に売上拡大できますしね。新プラン導入をきっかけに、客層を、価格よりプラン内容の充実度を優先するお客様に絞った感じです。

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