人間とは、自分が悪いとは絶対に言わない動物である。
月次の販促会議では、天変地異などの「自分ではどうしようもない理由」で目標が達成できなかったという。
いくら社長が咎めても意味がない。本人は絶対に自分が悪いと認めない。

もしも、自分の不出来を認める部下がいたとしても腹の中ではどのように考えているかは推して知るべしである。
やる気や倫理観が薄くなることは間違いない。また、上司や会社への愛情もなくなる。

特に馬鹿らしいのは、お客様個別の事情があるため他者の報告などは一切参考にならない点。
言い訳しか報告されないため、ますます役に立たない。アホらしくて会議など意味があるのか、となる。

だからこそ、会議はほぼ必要ないと考える。
かわりに個別に担当者を呼びつけてタイマンでじっくり話をする。
社長が対策を考えて、個別にチェックを実施するのである。

具体的な対策やヒントを社長からうけて、実行に移すのだから逃げれないし、実行するのだから成果が上がる。
また、成果が上がらなければ、社長の判断が間違っていたことがわかるため、それはそれで価値がある。

実行者も社長と一緒に考えた(または社長の指示通り)施策がうまくいかないことは気が楽である。

また、タイマンなので同僚や先輩に気を使わなくても良い点がある。

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著作者情報

新人コンサルタント@津名久はなこ
新人コンサルタント@津名久はなこ経営コンサルタント・アシスタント
ハンズバリュー株式会社の新人コンサルタントです。
新卒からコンサルタントして修行中!
「心をつなぐ仕事」の信条に則り活動しています。
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